シェアリングエコノミーでレンタルスペースを始める方法
持続可能な開発目標(SDGs)という言葉を最近よく耳にするのではないしょうか。SDGsは日本政府が積極的に取り組んでいる国際目標でありSDGs目標達成のためには、地域のシェアリングエコノミーが必要不可欠となってきます。そこで、シェアリングエコノミーの一つとして空き家・空き部屋問題を解決するために、レンタルスペースに登録して地域社会に貢献してみてはいかがでしょうか。
SDGsの日本の取り組み
日本政府はSDGsを通じて、豊かで活力ある未来を創るため「SDGsアクションプラン2022」の一つとして成長と分配の好循環を掲げ、「デジタル田園都市国家構想」の実現を通じ、地域の個性を活かしながら、地方を活性化し、持続可能な経済社会の実現に取り組むことを目標としています。
地方を活性化するために必要なのが、シェアリングエコノミーです。個人や企業が保有する遊休資産を有効活用することによって地域が活性化し、ゆくゆくはグローバルな展開へと発展させることにつなげる意義も持ち合わせています。
シェアリングエコノミーで空き家・空き部屋問題解消へ
国土交通省平成30年「住宅・土地統計調査」によると、空き家数は849万9千戸と、5年前の調査に比べて29万3千戸(3.6%)も増加しています。また、空き家の内訳は賃貸住宅が432万7千戸と、全体の50.9%を占めているのです。
空き家・空き部屋が増加することにより、不動産資源を有効活用することができないだけでなく、街並みの美観や防災、防犯面でも問題が出てくることから、地域社会との関係にも関わってきます。
不動産の管理や、空き家・空き部屋の適切な活用を行うために、シェアリングエコノミーを利用して地域社会にも配慮した、持続可能な経済社会を形成していく必要があると考えられます。
空き家・空き部屋をレンタルスペース
多くの空き家・空き部屋が日本中に存在し、それらを有効活用することで地域社会の発展へとつなげられます。しかし、空き部屋を持っているけれど、どのようにして活用していけばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、空き部屋を有効活用するためのシェアリングエコノミーとして、空き部屋を「レンタルスペース」する方法があります。
地域のレンタルスペースサイトに登録し、地域住民や地元企業に部屋をレンタルすることで空き部屋を収益化することができるのです。
静岡県浜松市では、地域密着型のレンタルスペースサイト「セカンズスペース浜松」が2023年1月にオープンしました。空き部屋を有効活用することで、貸主の利益はもちろん、地域社会への貢献にも役立つことが可能となりました。
空き屋・空き部屋を保有している方は、シェアリングエコノミーの「セカンズスペース浜松」に登録してSDGsに取り組んでみてはいかがでしょうか。